仏教で煩悩を理解する2

煩悩(ぼんのう)とは心身にまといつき、心を乱し悩ませることです。先日の記事で3つの煩悩で三毒(さんどく)をお伝えしました。今回は追加で3つの煩悩をお伝えします。煩悩は代表的な6つに分類されるそうです。三毒については、先日の記事を貼っておきます。

今回は3つの煩悩で、慢・疑・見(まん・ぎ・けん)です。

慢 → 慢心(まんしん)

意味は、他人と比べて思い上がる心のことです。財産、容姿、能力、地位などを他人と比べておごる気持ちのことです。たまにいるかもしれませんが、天狗になってる人ですね。
※天狗になるは、いい気になって自慢する。得意になる。うぬぼれる。という意味です。

疑 → 疑念(ぎねん)

意味は、ある事が本当かどうかと疑う心です。自分の心に疑いが起こり、自分の周りが悪いと思ってしまいます。人に裏切られたり、蹴落とされたりするのではないかと恐れます。

見 → 悪見(あっけん)

意味は、見解が間違っていることです。間違ったことを強く思い込み、自己中心的に考え物事の筋が通っていなくても正しいと思い込みます。宝くじがハズレたら当たり番号は操作されているなどと、間違った思い込みしますよね。

代表的な煩悩である、貪・瞋・痴・慢・疑・見の6つがそろいました。今回で、皆さんコンプリートしましたね。仏教では、煩悩を理解することが大事です。煩悩をコントロールすることで、より良い生活が出来ると思います。

※お寺、宗派によって考え方は変わります。

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