お坊さんを呼ばなくても葬式はできる?

葬儀と言うと、どんなイメージを持ってますか?

何度か葬儀に参列された方の中では、葬儀によってスタイルが違うと思った方もいますよね。

近年ではお坊さんを呼ばないで葬儀を行う方もいます。

お坊さんがいない葬式。どんなデメリットがあるのか見ていきます!

お坊さんを呼ばずに葬儀はできるのか?

結果的に言うと、可能です。

一般的な葬儀は、お坊さんがお経を唱え、戒名・法名を貰います。故人の供養と成仏を願うために行う儀式です。

ただ、この考え方は仏教における作法。故人がキリスト教やイスラム教などである場合は、また違うスタイルでの葬式になってきます。

葬儀は、信仰宗教に伴い開催をします。

でも、最近では無宗教の方が多いのも現状。自由葬で行いたいという方も増加傾向にあるため、各葬儀屋は様々なプランを用意しています。

お坊さんを呼ばない葬儀のスタイルとは?

実は最近、祖父が亡くなり火葬式という形で葬儀が行われました。

お坊さんを呼ばずに、親族のみで開催。実際に私が参加した葬儀のスタイルは以下となっています。

▼死後、霊安室へ。

当日中に霊安室へ移動し、駆けつけた親族たちがお線香をあげます。

▼お通夜の実施はなし

コロナと言う時期もあり、親族のみへ連絡しお通夜は行わない方向へ。

▼葬儀当日

納棺後、最後のお別れ。霊安室で納棺された状態で思い出の品を一緒に納めそのまま出棺し、火葬場へ移動。

▼火葬・納骨

最後に会えたのは霊安室。火葬場では最後にお線香をあげ、そのままお別れ。

1時間ほどで火葬が終了しそのまま納骨へ。

▼食事し終了

家族でレストランでの食事を行い、当日はそのまま終了。

このように、お坊さんの供養は一切なく納骨まで終了。

いろんな葬儀に参加したことはありますが、ここまでライトなお葬式は初めて。

お通夜なし・読経なし・告別式なし、という家族葬でのスタイルでした。

今回は、コロナという時期であまり人を呼ばない方向へ。祖父の出身地が東北で兄弟たちも年を重ねているため、わざわざ東京まで来てもらうのも悪いという事で、東京近郊にいる親族のみで開催となりました。

無宗教という事もあり、お坊さんを呼ばずに実施しました。

とは言え、「ちゃんと成仏してくれるかな~~?」なんて言いながら、見送りました。

お坊さんを呼ばないデメリットとは?

・菩提寺がある方は納骨できない可能性も。

菩提寺がある方は特に注意しないといけない点。

菩提寺とは、先祖代々で法要を営むお寺のことです。自由葬で葬儀を行ったものの、菩提寺にあるお墓に納骨したいと考えている場合、断られる可能性があります。

断られる理由の多くは、菩提寺のお坊さんを読んでおらず、戒名をつけていないという点。

納骨したいお寺がある場合、事前に葬儀の相談を行っていたほうが良いでしょう。

菩提寺を利用しない場合は、宗派を問わない霊園や納骨堂への納骨があります。

・親族からの反対の声

故人からの依頼で自由葬を行った場合でも、親族からの反対の声が多いのも事実だそうです。日本ではほとんどの方が仏教式での葬儀を行うため、葬儀は絶対にお坊さんを読んで供養してあげるべき!と考えている方も多いのです。

問題が起こる前に話し合いの場や理解を求める必要があります。

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