もくじ
「今年は厄年だから、お祓いをしなくちゃ!」
なんて、思いがちですが、結局厄年って何なのか?
今回は厄年について説明します。
厄年とは陰陽道(おんみょうどう)で説かれた考え方
人生の中で、特定の年に災難が多いことがあるとされた年令のこと。
厄年の年には身を慎むという風習です。
<補足>陰陽道ってなに?
陰陽道とは中国の陰陽五行説などを由来とし日本で独自に成立したもです。
「天文・歴・呪術・占星などの占いの教え」と言えます。神道や仏教とは別物ですが、深く関わっています。
神道も仏教も陰陽道に影響を与え、陰陽道の影響も少なからず受けていると言われています。陰陽道の占星術はインド由来の仏教の経典「宿曜経」の影響を受けているとされております。また、陰陽道では”○○神”と称していたことから、様々な神がいて、神道との関わりが深くなったとも言われています。このように、互いに影響を与えています。
男女で厄年は違う!厄年はこの年令。
厄年は数え年で見ます。
数え年とは、生まれた年を1歳として、新年の度に1歳を加えて数える年齢です。
前厄・本厄・後厄を3年に渡り厄年が来ますが、「本厄」が厄年本番の事です。厄年の前兆が現れる年を「前厄」と呼び、厄年の兆候が薄れる年を「後厄」と呼んでいます。
前厄 | 本厄 | 後厄 |
24歳 | 25歳 | 26歳 |
41歳 | 42歳 | 43歳 |
60歳 | 61歳 | 62歳 |
前厄 | 本厄 | 後厄 |
18歳 | 19歳 | 20歳 |
31歳 | 32歳 | 33歳 |
36歳 | 37歳 | 38歳 |
60歳 | 61歳 | 62歳 |
【厄年必見!】してはいけない事・すべき事
運気が変化すると言われている厄年に、自分自身の大きな変化を合わせるべきではないと、昔から言われています。
▼してはいけない事
例えば、引っ越し・出産・結婚・家を建てる・新しく何かを始めるなど、「やってはいけないこと」として伝わっています。しかしこの考え方は、江戸時代の頃から伝わっており、昔は短命だったので、身体的に不調がでやすい厄年には無理をしてはいないという理由から伝わっています。
しかし、現代では寿命も伸びているので、「やってはいけない事はありません!」という事になります。
厄年とは言え、あまり気にせずに過ごす事が1番効果的だと思います。
▼すべき事
厄年では、体調を崩したり、病気になる方も多くいるので、バランスの良い食生活はオススメ!また、整理整頓は自分の頭の中も整理することが出来ます。厄年で心の切り替えをするという点なら、整理整頓も◎
厄払いも人気!厄払いとは、厄を払い、吉に転ずるための神社や人員で行われるお祓いのこと。神社や寺院でお願いすることが一般的ですが、お祓い専門家にお願いする事もできます!また、日頃から厄除けとなる物を身につける方法もあります。
厄払いするならこの時期がベスト
厄除け・厄払いは元旦から1月7日まで、もしくは節分までとよく言われています。
でも、実は基本的に期限などは決まっていないので、時期を越えてもお祓いは可能です。
お正月や一番祈願・誕生日にする方も多いですが、思い立った日が吉日!厄払いをしてもらうと思った日がオススメです!
全国の神社やお寺では、年明けとともに「厄除祈願祭」など大々的に厄除け祈願の期間としているところも多いので、お正月に厄除けを行う方が多いのです。同じように、節分の豆まきの節分祭の際に厄除祈願祭を実施する場所も多くあります。