神社とお寺のおみくじの違いってあるの?

神社やお寺には必ず「おみくじ」が置いてあります。初詣や観光などでおみくじをひくことがあると思いますが、神社とお寺では違いがあるのでしょうか。

今回は神社とお寺のおみくじの違いをご紹介していきます。

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おみくじとは?

まずは基本知識からご紹介していきます。そもそもおみくじとはどのようなものを指すのでしょうか。

おみくじはもともと、祭りごとの決定に使われていました。古来より神様の意思を伺うためにくじが引かれたことに由来します。現在のような個人の吉凶を判断するようになったのは、平安時代からです。天台宗の僧侶である良源(りょうげん)によって、始められたとされています。

おみくじをひくまでの作法は、まず参拝からです。何事も挨拶からが鉄則ですよ。しっかりと神様や仏様にご挨拶と日頃の感謝を伝えましょう。

おみくじの種類

おみくじの種類は7種類とも、12種類とも言われていますが、一般的には7種類が主流となっています。

<7種類>

大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶

<12種類>

大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶

内容や比率の決まりは一切ないので、神社やお寺によって、内容や数に違いがあります。大凶・凶を入れていない神社・お寺なども存在する他、伏見稲荷大社では17種類もあります。特に伏見稲荷大社にある「大大吉」はおみくじの中でも最も良い結果とされています。

以下で代表的なおみくじの結果をまとめているので、参考にしてみてくださいね。

  • 大吉
    一般的に一番良いとされる結果です。しかし、おみくじはひいたタイミングを表しているので、大吉をひいても今が良いだけなので、油断はしないようにしましょう。
  • 中吉
    大吉の次に良いとされる結果です。大吉に近づけるようにおみくじに書かれている言葉をしっかりと受け止めて努力しましょう。
  • 小吉
    「小」とついているので、吉より悪いのかと思いきや3番目なので、まだ良い方です。「大大吉」は小吉より良い結果なので、惑わされないようにしましょう。

  • 吉の順番は迷いがちですが、一般的なおみくじの場合、4番目に良いとされています。
  • 末吉
    「末」とついているので、吉の中でも一番下です。「末」には、末広がりという意味も持っているので、これから伸び代があると捉えることもできます。

  • 凶ができると嫌な気持ちになってしまいますよね。そんな思いにならないように敢えて、凶を入れていないお寺や神社もあるのだとか。ちなみに、凶が出やすいと言われている場所は、東京の「浅草寺」や京都の「清水寺」です。
  • 大凶
    凶よりも悪いとされる「大凶」。もし、大凶をひいてしまったら、その結果に落ち込むのではなく、おみくじに書かれている言葉をしっかりと読みましょう。努力すれば、運気が上がる可能性もあります。

神社とお寺のおみくじの違い

では、神社でひくおみくじと、お寺でひくおみくじは一体どのような違いがあるのでしょうか。

その答えは、記載方法にあります。神社は和歌、お寺は漢文で書かれています。

江戸時代まで、おみくじとは「武士」や「僧侶」が読むのだったので、彼らが日常で利用している漢文で書かれていました。

しかし、明治時代に入ると「神仏分離」を政府から命じられ、区別をつける為に神社では和歌、お寺では漢文を使用するようになりました。

とは言え、双方、吉凶を占うものなので、そこまで大きな違いはありません。

引いたおみくじは持ち帰る?結んで帰る?

「おみくじをひいた後、大吉は持ち帰るべき!」
「悪いおみくじは結んで帰るべき!」

そんな風に言われたりしますが、実際はどちらの方がいいのでしょうか?

結論から言うと、どちらでも良いです。

神社やお寺には、「おみくじ結び所」がありますが、本来はおみくじを神社に結ぶという行為は「神様との縁を結ぶ」という由来があります。これは江戸時代から行なわれてきた風習で、もともとは木の枝に結んでいました。

なので、悪いおみくじでも、良いおみくじでも、結んで帰って問題ありません。

他にも、悪い運を神社に溜め置き、神様に凶を吉に変えて頂くという願いを込めて結ぶための場所、とも言われているので、内容に悪い事が書いてあれば、結んで帰るという行為も一般的です。

おみくじのひき直しはアリ?ナシ?

「凶が出たから引き直したい!」

そんな事を思う方も多いはずです。しかし実際のところ、おみくじのひき直しはアリなのでしょうか。

こちらも結論から言いましょう。
おみくじに回数制限はありません。つまり、何度ひいても問題ありません。

ただ、当日中のひき直しではなく、日を改めるのがベターです。
たとえば、凶が出てしまったけれど、その結果と言葉を真摯に受け止め、翌日、新たな決意でもっておみくじをひき直す、といったような何かしらの努力をした場合に改めてひくのが良いかと思います。

なので、もし気に入らない結果が出てしまった場合は、別の日に改めてひいてみても良いのではないでしょうか。心持ちも幾分か変わっているはずです。

たとえ凶が出たからといって、必ずしも悪い結果とは限りません。重要なのは書かれている内容です。

おみくじには、主に待人・失物・旅行・商売・学問・争事・恋愛・転居などに関する事柄が書かれています。

待人とは、「自分の人生に大きな影響を与える人」のことを指します。人生のキーパーソンとなるため、恋人や結婚相手に限定されることではありません。友人や家族であったり、これから縁をする人の可能性もあります。

恋人や結婚相手について詳しく知りたい方は、「恋愛」や「縁談」の項目をチェックするのが良いでしょう。「今は待て」と書かれている場合も、真摯に受け止めておきましょう。行動するタイミングが必ずあります。

知りたい項目がない時は、願い事に対してのアドバイスとなる「願望」の欄を読むと良いです。たとえ、好ましくない内容であっても、書かれていることの意味を考えることが大切ですよ。

もちろん、大吉をひいたからと言って、すべてに良い事が書かれているわけでもありません。おみくじの結果だけを見るのではなく、書かれている内容にもしっかりチェックしてから、ひき直しを検討してみましょう。

おみくじの有効期限は、初詣にひくなら「元日からの1年間」、それ以外のおみくじなら「願い事が叶うまで」とされています。しかし、願いが叶うまでと言っても、時間が経てば運勢も変わるため、定期的におみくじをひきに行ってみるのも良いかもしれませんね。

おみくじの結果次第で、今後どのように過ごしていくのか決めることもできますよ。おみくじは人生の道しるべとも言えるでしょう。

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