お名前を教えて下さい。
増田俊康と申します。
宗派を教えて下さい。
真言宗豊山派です。
出身を教えて下さい。
出身は埼玉県の大宮市、今さいたま市というところですが埼玉県大宮です 。
お寺紹介・歴史を教えて下さい。
円東寺というお寺の名前ですけども、元和元年と言いまして1615年くらいにこのお寺はできたそうです。そうですというのは、私見たわけではないですし、記録も残っていないのですがそのように伝えられております。
江戸時代は江戸幕府の軍馬、馬を育てる牧場だったそうです。小金牧と言って、ものすごく広い牧場でその端にあったのがこの円東寺であります。
この辺りは、つくばエクスプレスという電車が通りまして、それによって都心から近くなったということで、流山おおたかの森駅という駅から25分で秋葉原まで行けるようになりました。
新しい方、特に若い世代の方が、どんどんどんどん転入されているという、そういう地区になってます。そこにお寺があります。
お地蔵さんは、元々あの参道の入り口にあった六地蔵と、それから十九夜塔と言っておそらく十九夜塔、約350年前のもので子安講といって、村の若いお嫁さんたちが子宝に恵まれますように、どうぞ安産でありますようにということで、集まっていたその講です。集まりのご本尊になっていたんだと思います。
その350年ほど前からある十九夜塔に加えて、六地蔵これもやはり女性の方達が安産の祈願であるとか子宝に恵まれますようにと言った、そういう祈願のために、およそ300年前に作られたものであります。この度、新しくお堂をですね
新規建立いたしまして、先日開眼法要を済ませたところであります。
お寺の行事としては毎月10日に写経の集いと言って曜日に関係なく毎月10日に行っております。これは般若心経というお経を、写経ですね。お経を書いていただいております
毎月20日の20時から、お寺ヨーガと言う会をやっております。ヨーガと言うと何かこうアーサナポーズをとってるのではなくてですね、いわゆる坐禅をイメージしていただければ結構です。真言宗の坐禅ですので、阿字観というのを行っております。
阿字観って何だ、っていうふうに思われるかもしれませんが
ざっくりいうとですね、宇宙と一つになるという。そういう
だいぶスケールが大きいなと思われるかもしれませんが、そういったことを目標として行なっております 。
僧侶になったきっかけ教えて下さい。
何かですね、例えば大切にしていた方の死を目の前にしてとかですね、人生について深く考えたとか、なんかそういうたいそうな理由があればいいんですが、あんまり私、実はなくて大学も理工学部でずっと理系の勉強していたんです。
大学を卒業する頃にどうも自分は会社員には向いていないなと思いまして、まず満員電車が、とてもつらかったし、それからみんなで一緒に共同作業するってのも苦手だし。
そういったことで、私の叔父がお寺の住職をしていたのでお坊さんにならないかというに誘われて、会社勤め向いてないと思ったので僧侶になったというのが現実です。
ストレス解消法教えて下さい。
夜寝ることとか、お風呂に入ることとか、ご飯を食べる事とか、いわゆる生活をゆっくり丁寧に行うってことだと思います。
大道芸はストレス解消法というよりは、好きでやっているので実際に私、大道芸やりますけど見るのも好きです。
やっぱり生というのはとっても良いですね。ライブが好きです。
煩悩を抑える方法教えて下さい。
真言宗の場合は、煩悩をことさらに否定はしていないので、例えば夏、暑いからもっと涼しければいいなとか、冬寒いからもっと暖かければいいなとか思うんです。
これって順番をクロスさせれば夏は涼しくなって、冬は暖かくなって考え方も全部そういうものだと思います。
ご飯を食べたいというのは、煩悩かもしれないんですけども病気なんかで力が落ちてる時は、物を食べた方がいいかもしれないし、そうやって煩悩を否定するんじゃなくってTPO、時とか場合とかを変えれば、別に煩悩は煩悩じゃなくなると思っています。
その煩悩を上手に活かして生活していけば、いいんじゃないかなと個人的には思っております 。