お名前を教えて下さい。
安養寺の副住職をしております、中臣拓(なかとみたく)と申します。
宗派を教えて下さい。
浄土真宗本願寺派です。
出身を教えて下さい。
栃木県宇都宮市のお寺で、生まれ育ちました。
お寺の紹介・歴史を教えて下さい。
浄土真宗が成立したと言われている、1224年の開基とされています。元仁元年の年でございます。2024年に安養寺開基800年をお迎え致します。
もともと栃木県の栃木市の方の花見が丘の草庵のところで、親鸞聖人のお弟子さんであられた順信房という方が、その草庵を譲り受けたことに始まります。
その後1440年頃に結城氏との兵乱にですね、巻き込まれ、そこから離れるようにして、山形県の奥州米沢の方に移住しました。
その後宇都宮市に戻って参りまして、2024年に800年という歴史をお迎えすると申しましたけども安養寺の本堂は築約180年ほどでありますので2024年の記念事業締めの年に向けてご門徒さんにご協力をいただいて、改修工事をする予定でございます。
現在毎週日曜日、ボーイスカウトの活動を行っております。1951年にボーイスカウト宇都宮第一弾を初団いたしまして、まためぐみ幼稚園をお寺に併設する形で1957年に設立しました。幼稚園の方は現在この寺から車で約5分ほどのところに移築いたしまして現在も子供の教育をしております。
そんな幼児教育また青年教育に、精通したお寺であるかと思います 。
僧侶になったきっかけ教えて下さい。
私自身、お寺で生まれ育ってきたので、きっかけというものはありません。
特に両親からお寺を継ぎなさいと、僧侶になりなさいと、言われずに育てられてきたんですけども、小さな頃からなんとなく自分の中でこう、やらねばならない使命感と言いますか、小学校の頃から芽生えておりましたので、そういった形で現在に至ります。
小学校の卒業文集にも将来の夢の所に、将来立派なお坊さんになりたいですと、書いてあったので、その頃からなんとなく自分はこの世界に生きていくのかなという風な意思があったのかなと思います 。
ストレス解消法教えて下さい。
運動して美味しい食事を食べて、気持ちをリフレッシュするという事が、一つの方法かなと思います。
自分を見直す時間を作るということは、必要なのかなという風に思います。
今ではインターネットによる情報が、身の回りに溢れすぎていて、余計な情報、いらない情報まで耳に目に入ってくる社会でありますけども、そんな中で自分を見つめなおす時間、息抜きをする時間ということが、少し減ってるのかなという風に感じます。
そういった息抜きをする場所、自分を見つめ直す場所としてお寺というものを活用して頂ければなと思います。
寺はご檀家さんご門徒だけのものではなくて、誰にでも開かれたところであります。どういった方でも関係なく、いつでも仏様と向き合って、手を合わせて心の対話というものをしていただければと思うことであります。
インタビューありがとうございました。