七五三のお参りは神社?それともお寺?参拝作法の違いを解説!

11月15日は「七五三」。お子様の成長を祝う大切な行事として着物やヘアメイクなどに力を入れて準備しているかと思います。

しかし、事前準備はすぐ決められても当日の参拝先に迷われている方も結構います。参拝先にふさわしいのは「神社」なのか「お寺」なのか分からないという方も多いです。

そこで、今回は七五三の参拝について解説していこうと思います。

七五三は神社でもお寺でもできる

結論から言うと、七五三は神社でもお寺でも参拝ができます。どちらにしなければいけないという決まりはありません。
しかし、一般的には「七五三=神社」というイメージがありますよね。

それは、日本古来の宗教が神道だからです。神道では、生まれた土地の氏神様が子供を守ってくれると伝えられています。そのため、地元や自宅近くの神社で七五三をしていたのです。この名残が現在でも残り、「無事に成長したご報告」「これから成長を祈願」することを目的として七五三を行います。

一方でお寺は祈願をする場ではありません。成長を喜び、感謝する場には変わりありませんが、「仏様がいつでも寄り添い見守ってくれている」という意味を込めて行います。

このように、目的の違いが神社とお寺にはあります。

参拝作法の違い

神社とお寺は参拝の作法も変わってきます。ここでは一般的な作法をご紹介します。

神社

神社は下記のような手順で参拝します。

  1. 鳥居の前で立ち止まり、一礼をして敷地内に入ります。
  2. 手水舎で手と口を清めます。
    まず右手、左手の順で手に水をかけます。その後、左手に水を受け、口をすすぎます。柄杓を立て残った水で柄杓の柄を洗い、元へ戻すのが禊(みそぎ)と呼ばれる大事な作法の一つです。
  3. 本殿に着いたら、会釈をして賽銭箱へお賽銭を入れます。
    二礼・二拍手・一礼」をして、参道の端を歩いて戻ります。
  4. 鳥居の前で一度振り返り、再度一礼をします。

参道の真ん中は神様の通り道となっているため、端の方を歩くようにしましょう。

お寺

お寺の場合も、大まかな流れは神社と同じです。

  1. お寺の正門の前で一礼、または合掌をして敷地内に入ります。
  2. 手水舎で手と口を清めます。作法は神社と同じです。
  3. 本堂に着いたら、賽銭箱にお賽銭を入れます。ここで注意するのは「拍手をしないこと」です。お寺では、両手を合わせて目を閉じ、静かに合掌をします。

お寺も神社同様に、正門の足元にある敷居は踏まないようにしましょう。

なぜ七五三は11月15日なのか

ここまで七五三の参拝について解説していきましたが、そもそも七五三はなぜ11月15日なのか不思議に思いませんか?諸説ありますが、代表的なものを3つご紹介します。

  • 古代中国には、「二十八宿」という占星術があります。11月15日は「万事進むに大吉」と言われているため、子供の成長を祈るのに最も良い日だと考えられたためだとされています。

  • 七五三は江戸時代に定着した文化だとされています。江戸時代の五代将軍である徳川綱吉の子供、徳松が3歳の時に行った髪置の儀式が11月15日にだったことから来ているとも言われています。

  • 日本では、農家の1年の収穫を祝う「収穫祭」を11月の満月の日に行う習慣があります。そのため、氏神への収穫の感謝と子供の成長を願って行うようになったという説もあります。

様々な説があり、11月15日は重要な日とされていますが、必ずしもその日に行わなくてはならないというわけではありません。

家族や親戚の都合や11月15日が仏滅で縁起の悪い日に行うのに抵抗があるという場合は前後の都合の良い日に実施することができます。もちろん9月や12月でも受け付けてくれます。年中受け付けしているところもあるので、近くの神社やお寺に問い合わせてみてくださいね。

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