仏教における諸法無我とは

諸法無我(しょほうむが)とは、全てのものは起きたこと、その作用によって生じたもの(因縁)であって実体がないこと、と言われています。

※諸法(しょほう)とは、あらゆる存在,実際の有様、ありのままの真実の姿です。

※無我(むが)とは、あらゆる事物は現象として生成しているだけであり、それ自体を根拠づける不変的な本質は存在しないことです。

※実体(じったい)とは、そのものの本当の姿です。

おにぎりは、複数のお米粒を固めた食べものです。おにぎりを作った時は、複数のお米粒を固めたものですが、食べるとなくなります。お米粒をにぎって固めた瞬間は、形として存在しています。食べた後は、胃の中で消化されてしまいます。おにぎりの実体は、何でしょうか。深く考えても答えはないかもしれません。

性格診断テストって、抽象的な結果ですが毎回100%同じ回答になることは、ほとんどないです。自分の実体ってわからないですよね。結果に一喜一憂するのも良いですし、悪い結果に悲しむ必要もありません。煩悩を抑え、諸法無我を意識しながらバランス良く生活することが大事だと思います。

関連記事

  1. 仏教における一切皆苦とは

  2. 仏教における輪廻転生する6つの世界がある

  3. 仏教における写経とは

  4. 仏教の13宗派の違いとはなにか?すごく簡単にご紹介!

  5. お寺に伝えられる死後の世界とは?法要の大切さを学ぼう!

  6. 仏教における涅槃寂静とは

  1. お坊さんを呼ばなくても葬式はできる?

  2. 北枕はなぜ縁起が悪いの?風水と仏教の関係は?

  3. 人形供養は日本独特の習慣?歴史や注意点について解説!

  4. アナタは知ってる?神社とお寺の違い

  5. 僧侶派遣のメリット・デメリットとは?

  6. お寺でマインドフルネスを学ぼう!坐禅とヨガの違いとは?

  7. 仏教の13宗派の違いとはなにか?すごく簡単にご紹介!

  8. 非日常を味わえる寺ヨガの魅力とは?

記事