仏教における坐禅とは

坐禅(ざぜん)とは、ひざを折りお尻を着けて座りながら精神を統一する修行のことです。胡坐(あぐら)のような座り方で脚を組みます。そして、組んだ脚の上に右の手のひらを上にして載せ、左手をかさねます。目を閉じて、心を乱す煩悩(ぼんのう)を鎮めます。お寺や宗派によって、座り方、目を半分閉じるなど作法が変わりますのでご確認下さい。

坐禅は瞑想することとも言われますが、何か物事を集中して考えるではなく基本的には心を静めて無心になることです。
※お寺、宗派によって考え方は変わります。

坐禅の種類

両足を組む座り方を結跏趺坐(けっかふざ)と言います。坐禅に慣れてない方は、体制を維持することがとても大変です。私も坐禅体験で30分間、結跏趺坐をしました。足の感覚がなくなり、冷や汗が出てきて瞑想することが出来る状態ではなくなりました。

片足を組む座り方を半跏趺坐(はんかふざ)と言います。坐禅に慣れていない方は半跏趺坐にしましょう。

坐禅するときに、とても良いアイテムがあります。座蒲(ざふ)と呼ばれている、座布団です。これがあると、坐禅しやすくなります。胡坐(あぐら)をするのが難しいという方は、イスに座って坐禅も可能です。

坐禅する際は背中をまっすぐにのばして座り、あごを引きます。腹式呼吸でゆっくりと息をはき、ゆっくりと息を吸います。静かな場所で坐禅することを、おすすめします。

お寺で座禅体験や指導してくれるので気軽に行ってみてはいかがでしょうか。

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