お名前を教えて下さい。
名前は尾藤宏明です。
宗派を教えて下さい。
宗派は日蓮宗です。
出身を教えて下さい。
生まれは東京都練馬区、育ちは千葉県市川市大野町です。
お寺紹介・歴史を教えて下さい。
当山本光寺は約660年前に創建された、日蓮宗のお寺でございます。開祖のお上人は、蓮経阿闍梨日胤聖人としょうします。その後、長きにわたり脈々と住職が布教活動され、私、第35代目の住職としてお勤めをさせて頂いております。
現在、本光寺では子育て応援をしております。なぜならば、本光寺には子安鬼子母神という、神様が祀られているからでございます。
子供が健やかに成長するように、日々、祈りを捧げております。また本光寺には源頼政公、源三位頼政和光尊儀という神様も祀られております。この神様は縁切りの神様として信仰を集めております。
近年POPな縁切りということで、皆様方に布教のご案内をさせて頂いておりますけれども、男女関係なく、老若男女方々が縁切りのお参りをされております。
本光寺にはイメージキャラクターとして、木魚のぽっくん、というキャラクターがいます。これは子育て応援の活動の一環として、絵本を作る際にお子様に親しみを持ってもらえるように、ということで生まれたキャラクターでございます。
その名前の通り木魚をモチーフとしております。絵本も、第1巻目から始まって、今では第3巻まで出しております。その絵本を通じて、ありがとう、ごめんなさい、そして家族の愛、そういったものを伝えていければ、いいなという風なことで地元の幼稚園もしくはお子様が行き来する医療機関等々に寄贈させていただきました。
ちょうど目の前に木魚のぽっくんの木像もございます。この木像は本光寺が昔、ご神木を伐採することがございまして、その伐採した木で彫刻したものでございます。それと同じく、目の前にご安置しております。お釈迦様、文殊菩薩様も普賢菩薩様も、同じご神木から彫刻、開眼したものでございます。
僧侶になったきっかけを教えて下さい。
私の両親は普通のサラリーマン家庭ですけれども、母方のおじいさんが、ここのお寺の住職をお勤めしておりまして、孫である私に小学校5年生の時に後を継ぎなさいということで命を受けて後を継ぐことになりました。
ちょうど私が大学3年生の頃に、祖父が遷化し、住職となり、後を継がせていただきました。その後、先代住職が残したお寺を力強く守っていこうという意志の元、住職を務め始めさせていただきましたけれども、その後は色々な方と出会い、少しでも困っている方々に救いの手を差し伸べられるような、そういうお寺の環境づくりを目指していこうという事で、今に至っております。
ストレス解消法を教えて下さい。
ストレス解消法は、基本的にあまりストレスを感じない方なんですけれども、おそらく毎朝のお勤めを通じてストレスを発散されているんではないかなあと、思います。
約30分ほどですけれども、大きな声でお経を唱えすることによって中の溜まっているフラストレーション等々が、発散されているのではないかなという風に思っておりますし、またお釈迦様の教え、仏教的に言いましてもストレスがたまらないように日々の生活の中で工夫をする。準備をする。というようなことも心がけております。ですので、どちらかというとストレスとは無縁な日々を続けております 。
煩悩を抑える方法を教えて下さい。
煩悩はやはりこれはどうしても、人間つきまとうものでございます。僧侶である私も煩悩が尽きません。煩悩をゼロにするというのは、非常に難しいことでございますので、煩悩、悪く言うとその欲望を紙に書き出すというのが私の方法です。
それを紙に書き出して、ある程度時間が過ぎても、まだそれを欲しているのか。それとも、もういらないのか、というのを時間差で見極めるようにしております。その時間差が長くなればなるほど、よっぽど、私がこれを欲しいんだなということで、先ほどのストレスの話じゃないけれども、ストレスがたまらないようにその煩悩を消化するようにしております 。