お名前を教えて下さい。
池田真一(いけだしんいち)と申します。
宗派を教えて下さい。
日蓮宗になります。
出身を教えて下さい。
私、目黒区中目黒の方で生まれました。
お寺の紹介・歴史を教えて下さい。
こちらのお寺でございますけれども、実相山正覚寺というお寺になっております。先ほど申しました通り、日蓮宗のお寺でございますけれども、この正覚寺ですが、仙台藩伊達家と大変縁がございます。
今ちょうど後ろに見えてますこちら、ふすまどなんですけれども、参勤交代で下屋敷のお泊りになられた時のお屋敷のふすまどになっております。
境内の中にはですね、女性の像がございまして、こちらの女性はですね、伊達家3代目奥様に当たる三沢初子という女性になっております。
この方は、江戸の歌舞伎の先代萩というですね、歌舞伎の演目のモデルになっている方でございましてですね。当時伊達騒動という事件がございました。
その事件というのがですね、旦那である伊達綱宗という方で、江戸の方からですね、失墜させられてしまいましてですね、その代わりに綱宗と三沢初子の間で生まれた2才の伊達綱村という方が引き継ぐことになりまして親子離れ離れになってしまった。
というところから、その我が子を想うためにですね、自分が常に肌身離さず持っていた、毎日お祈りをされていた鬼子母神様がこの正覚寺にお祀りをされているというところで、それからですね、江戸時代大変立派な鬼子母神像が建ちまして本当に江戸の頃からですね、すごく大変、地域社会に親しまれた鬼子母神様になっております 。
正覚寺はですね、昨年がちょうどお寺の開山400年という記念の節目を迎えまして11月の9日10日とですね、お祭りを正覚寺開山400年というお祭りを開かさせていただきました。
お寺全体を使ってですね、コンサートをしたりですとか落語をしたりですとか、お寺の涅槃図を使って絵解きというものをさせていただいたりとかですね。
結構いろんなことをさせてですね、20くらいのワークショップができたですね。だいたい当日で2000人程度お越しになられまして非常に盛り上がる、お祭りをさせていただきました。
お寺の年間行事と致しましては、4月18日に満願会という
こちらは地域社会の皆様にお願いを叶えるという、ご祈祷会をさせて頂いております。
7月の19日に行われますお施餓鬼という施餓鬼会にございます。施餓鬼会は先祖供養の行事となっておりまして、こちらはのお寺の檀家さん向けにですね供養の会をさせて頂いております。
10月18日にはお会式という行事を行っております。こちらはの10月13日が日蓮聖人の命日ということですね、賑やかにお祭りのような形でご供養をさせていただく行事になっております。
法要と共にですね、夜の7時頃から大体8時半ぐらいまでにかけて万灯練供養ですね、小さな五重の塔を
ライトアップしてそれをリヤカーで運びながらですね、太鼓と纏と鐘と笛とというような形ですごく賑やかな参拝のお祭りとなっております 。
僧侶になったきっかけ教えて下さい。
私が僧侶になったきっかけは、私が生まれたのかですね。正覚寺で生まれまして、ずっと生まれも育ちも、この正覚寺になります。
私が一人っ子ということもありまして高校大学と進む時にですね、やはり進路を決めなければいけないということで当時はですね、お坊さんになるのが嫌で、家族とも、もめたりとかしたんです。
けれど、いろんな形でですね、この正覚寺の勤めている方でございますとか、正覚寺に来られている方ですとか、そういったご縁のお話を受けまして私も正覚寺の住職にならないと自覚がですね、徐々についてきたという形で、現在、正覚寺の住職をさせていただいています。
ストレス解消法教えて下さい。
私のストレス解消法といいますと、何かに没頭するということですかね。
例えばなんですけれども、お経をあげる時っていうのはですね、自分が無心になってひたすら目の前にある読経、お経本の経文を読むということがですね。
非常に集中して、逆に何も考えない。という状態に陥りまして非常にそれが終わった後にスッキリするという。解消になっておりますので、自然とストレス解消になっているのだと思います。
煩悩を抑える方法教えて下さい。
煩悩を抑える方法と言われまして、考えましたところ無理に自分からこの煩悩を抑えるっていう風にしてしまうとですね
大変きついものがあると思います。
中道というですね、仏教の教えがございまして、真ん中という意味ではなくてですね。
偏り過ぎないっていう常にフラットな状態、向かい風に向かって進んでいくと、大変、空気の圧があるんですけども逆に逆らわずにこう風の流れにのって進んでいけばですね、それは自然とストレスにならない。
無理に自分からあれをやってはいけない。これやってはいけないってなってしまうとですね。どんどん自分が追い詰められてしまうので、無理に考えずフラットな状態で常にいるということが自然と煩悩が強くならない状態になって。
というのが私の感覚なんですけれども、なかなか難しいなぁって思われる方もいると思うんですけれども実際のところですね、自分が体験して認知していただくと、なんとなくこの感覚がつかめると思います。
もしそういったことで悩まれてる方がいらっしゃいましたら無理に煩悩を自分から禁欲をしないという、少しフラットな気持ちを持って生活されると自然と抑えられると思います。
インタビューありがとうございました。